Camille Omerin、すべては家族について – ROJIZO

Camille Omerin、すべては家族について

LAST UPDATE: 2017.08.26

Crédits © 2017 The Socialite Family.

この秋冬から登場の注目のパリ発のブランド「メゾン・ペール」のデザイナー、カミーユ・オムランへのロング・インタビュー記事が『ザ・ソーシャライト・ファミリー』で掲載されています。「メゾン・ペール」のデザイン・コンセプトやブランドの魅力をシェアするため、ここに記事を翻訳します。出典:“Camille Omerin, All is About Family”, The Socialite Family https://www.thesocialitefamily.com/en/blog/camille-omerin-designer-maison-pere/

はじめに

MAISON PÈRE(メゾン・ペール)のデザイナー Camille Omerin(カミーユ・オムラン)にとって「家族」はもっとも大切なものです。

彼女にとって家族とは、「苦しまなければ、何も得ることはない」という価値を若い時から教えてくれたものです。オーベルジュ出身の彼女はよく喧嘩しなければならなかった四人兄弟で育ちました。自分が特別であるために、彼女は働かなくちゃいけませんでいたし、自分自身の会社を立ち上げると同時に自分自身のファッションも確立しなくてはなりませんでしたが、カミーユが弱気になることは決してありませんでした。

自分が一番になるために彼女はベストなものとはどんなものなのかを学びました。だからこそパリへ行き、FENDI, CHANEL , CHLOEといったもっとも偉大なファッション・ブランドであった、インターンをすることに様々な経験をしました。カミーユはその経験からいまは心からそこでの素材の使い方や自分自身のブランド「メゾン・ペール」の作り方についてよく知っています。

彼女の創り出す洋服は、自分自身の原点にインスパイヤされたものですし、イタリアから来た実家にある男性用のワードローブに大きな影響を受けているものです。カミールは現代のストーリー・テーラーであり、彼女の実家にあったウール、カシミア、シルクといった素材の物語をいま現在の伝説として上手に伝えています。

ひとつひとつのコレクションは自分自身の家族に大きく影響を受けたものです。それらは時を超えたカットと小さなディテールによって構成されています。「メゾン・ペール」(父の家)と名付けられた彼女のコレクションは、彼女自身であり、彼女自身のアイデンティティと物語そのものです。彼女が発信する愛のメッセージは決して風化することがなく、同時に創造性の魂を揺さぶり続けています。

カミーユのブティックは衰えず、創造物に魂を注ぐ彼女の愛の宣言。 そして、多くの人が彼女の仕事を理解しています。彼女の最初のブティックは、有名な建築家集団Toro & Lautharによって設計され、またボン・マルシェにポップアップ・ストアをオープンしたり大胆なコラコボレーションも気悪しています。現在成功し続けているカミーユは、まだ27歳ですが、自分がやるべきことを何からしたらよいのかをよく知っており、同時に家族や専門家たちにも頼ることができる環境にいます。

成功を続けるカミーユは、わずか27歳ですが、何を優先的いすればよいのかをよく知っているおり、彼女の家族や専門的な環境に頼ることができます。新しい「マーゴット・テネンバウム」のようなこのデザイナーは、自宅のアパルトマンでいい感じに次のようにインタビューに答えてくれました。

Crédits © 2017 The Socialite Family.
Q: まずはご自身のブランド「メゾン・ペール」について教えてください。

私はいつもブランドを創り上げたいと思っていました。まだ若い、15歳や16歳の頃ですが、しっかりとした企業で働くことが多くのことを学ぶことにつながるだろうと考えるようになりました。ですので、様々なインターンシップを経験し、最終的にはChloéで2年間働いた後で、自分の会社を設立したんです。私にとってのやるべきことはそのようなものでした。今回のコレクションが5番目のものとなりますが、去年12月に最初の路面店をオープンし、次第に私たちの評価が高まっていることを大変嬉しく思っています。

Q: なぜ伝統と歴史から得られるアイデアにフォーカスることとなったのでしょうか?

それらが与えてくれるインスピレーションは私にとってとても大切なものです。というのも、私は自分自身の価値や起源に対して誇りを持っているからです。オーヴェルニュの、終わることのない歴史や無限の参考にすべきものをもっている経営者の家庭で私は育ちました。メゾン・ペールのものがたり、私がもっている感情や家族の歴史から出来上がっているものなのです。

Q: ご自分のスタイルを3つの言葉で表すとするとどうなりますか?

メゾン・ペールは私自身のスタイルを反映したものですが、それは(1)「洗練されたピース」、(2)「ディテールの豊かさ」、(3)「様々な要素の強弱のついた呼吸法」と言えるでしょう。これは私自身の心の動きの履歴に由来するものです。メゾン・ペールにはネオ・ブルジョア階級のDNAがありますが、それだけにとどまらず「不健康にならない程度の狂気」もそこに要素として私は加えています。私たちの究極のアイコンはWes Andersonが制作した「マーゴット・テネバウム」です。彼女のもつ古典性、独自性、楽しく愉快なスタイル、それは少し癖のある女性像の完璧な象徴です。

Q: あなたの考えてでは、もっともエレガントな人物というと誰になりますか?

ミウッチャ・プラダです。私は彼女のことを敬愛しています。彼女のもつキャラクターの力強さ、そして特に着こなしのスタイルやディティールが好きです。彼女は無条件にエレガントであることの象徴ですし、イタリア人のもつ魅力を体現した方です。

Crédits © 2017 The Socialite Family.
Q:2017年の春夏コレクションでインスピレーションを受けたものは何ですか?

2017年の春夏コレクションは、私の名付け親であるアグネスの70年代の表情をしたワードローブに触発されています。ルラックスのジャージーファブリック、パフ・スリーブス、フレアデニム、これらのアイテムは彼女のワードローブにあったもので、それらを今回のコレクションに取り入れています。彼女のワードローブは、今回このコレクションづくりに大きく役立つものとなりました。

Q:これからの数年間、メゾン・ペールはどのように発展していくと考えていますか?

まずはもう少しブランドを確立し、それができたらレザーグッズに取り組んでみたいと思います。革製品を開発したいと思っています。またパリや外国でいま以外の店舗をオープンして小売にフォーカスしてみたいなと思おいます。Maison Pèreはいまは、1月末までにはル・ボン・マルシェにもあり、1階でポップアップ・ストアを展開しています。

Q:あなたの最初の店舗はとても美しいですね。そのアイデアはどうやって思いついたんでしょう。この店づくりに一緒に関わったのはどんな方ですか?

赤、それは私の好きな色ですが、その店の色は赤です。建築家集団Toro&Liautardの建築家たちは、すぐにメゾン・ペールの世界をすぐに理解してくれました。そしてびっくりするほど雰囲気のよいお店となりました。それは歴史と近代性混在させたもので、とても独自な空間づくりをすることができたのです。

Q:インテリアの内装面で、どこにインスピレーションを感じますか?

私には特別なインスピレーションはありません。頻繁に雑誌をめくったり、ウェブをブラウズしたりしていますが、実は私の家には、自分が好きな家具や色使いが溢れています。模様替えか部屋のデコレーションをするときには、たとえば、まずは自分の家のソファーのカヴァーをかけかえたりすることからはじめて、部屋全体の物語を作っていっています。

HOME DESIGN

Q:好きなデザイナーを教えていただきますか?

私はNicola Falconeの作品、特に彼の家具のデザインが本当に好きです。彼が作品に使用する素材や色は、他の市場とはまったく異なっていることがわかります。また、私は彼のアールデコのインスピレーションが好きです。

Q:あなたは自分の家に欠けている要素はなんだと思いますか??

何かが欠けているような気がしません。私がただ何か新しいものや新しい挑戦をコンスタントにしなくちゃいけないと考えているだけだとは思います。私はとっても飽きっぽい性格なんです。

Q:あなたはすでに27歳で、すでに栄えあるブランドの頭にいます。少しペースが早すぎで、アイデアが尽きてしまうのではないかという心配はありませんか?

それはスピードの問題ではなく、物事がどのように行われているかということです。私の優先事項は、再評価し、良いチームで自分を囲むことです。これが前進する鍵です。

Q:あなたは来年どのようなプロジェクトを持っていますか?

フランスや海外には、マルチブランド店やデパート(pas de virgule)とともに、メゾン・ペールの開発を続けていきます。私はブランドの評判と可視性についても取り組んでいます。また私たちは、2017年の夏に予定されている本当に素晴らしいコラボレーションに取り組んでいます。

 

 

 

 

 

Crédits © 2017 The Socialite Family.
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