キュビズムを着る・描いてみる – ROJIZO

キュビズムを着る・描いてみる

LAST UPDATE: 2016-12-04 AUTHOR:rojizooffice

Georges Braque, 1909-10, La guitare (Mandora, La Mandore), oil on canvas, 71.1 x 55.9 cm, Tate Modern, London
Georges Braque, 1909-10, La guitare (Mandora, La Mandore), oil on canvas, 71.1 x 55.9 cm, Tate Modern, London

キュビズムの新しさ

ピカソやブラックがはじめたキュビズムは、1907年くらいから1914年近くまで続いた新しい絵画のムーブメントです。ルネサンス以来のひとつの視点によって描かれてきたものは、もっと様々な角度から見つめられ、それがひとつの画面に納められることで新しい世界を切り開きました。

キュビズムはもちろん絵画の技法のひとつですが、実際にはそれを鑑賞する人々に、ものごとを多角的に様々な側面に脚光をあてて観察する技法のひとつです。キュビズムの方法は、まずはものごとを単一の焦点で遠近法で眺めるのではなく、複数の視点から対象を把握することからはじまります。そしてさらにその自分のみたものを極端に解体・単純化・抽象化していくプロセスが取られます。

キュビズムの登場からすでに100年間が経っていますが、この「ものの見方」は、いまも私たちに新しい視点と新しい側面を教えてくれます。それは新しい自分の発見であり、新しい世界の発見へとつながっていくものです。

アートとファッションの融合

キュビズムに影響されたカメオコレクティブの「MOMENTUM」コレクションでは、洋服のラインから全身を覆うプリントまで、様々なラインや切り取り、拡大といった手法が全面に現れている美しいデザインです。「え、いったいこの服どうなってるの??」と思うようなこのデザインのドレスは、アートを身につけ、自分たちの内面の多様性を見せてくれます。

この衝撃的なデザインのドレスは単なるキュビズムの手法によって描かれたパターンではなく、実際に着用して風になびいて美しいドレープを作ることで、より新しい様々な線と色を生み出します。

cubism
C/MEO COLLECTIVE // Make It Right Long Sleeve Print Dress

キュビズム風のドローイングの仕方

キュビズムのスケッチ方法は、通常の線を様々な大きさにしたり、カットしたりしてひとつのものを多角的に見て描いていきます。実際にキュビズム風のスケッチの仕方のHOWTOビデオがYOUTUBEに公開されています。このビデオでは最初はとても簡単なボトルがどんどんとデフォルメされ、キュビズム風のドローイングができあがる様子が描かれています。

段々と寒い冬になってきましたが、「こたつでみかん」をキュビズム風にスケッチしてみるのも、なかなか楽しい冬の過ごし方ではないでしょうか?「こたつでみかん」は何とも古典的な日本の風景ですが、キュビズムの視点と方法を取り入れるときっと面白いものになるでしょう。